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Text File  |  1998-05-11  |  8KB  |  181 lines

  1. MUSASHI-J
  2. ☆★☆ユーザーズマニュアル(付録)☆★☆
  3.  
  4.  
  5.  この書類は、ユーザーズマニュアルで説明されていない機能や、各機能の補足的な説明を記しています。
  6.  
  7. アドレス帳の書式
  8.  MUSASHIのアドレス帳では、アドレスのネストが可能です。つまり、アドレスの中に、他のグループやエントリの名前を既に指定することができるのです。
  9.  
  10.  例)
  11.   A  aaaa@domain.com (aaaa@domain.comを「A」という名前で定義)
  12.   B  bbbb@domain.com (bbbb@domain.comを「B」という名前で定義)
  13.   AB A, B (AとBへの同報アドレスを「AB」という名前で定義)
  14.  
  15. ※アドレスの名前とメールアドレスに同じ文字列を指定しないでください。無限ループになります。
  16.  
  17.  
  18. テンプレートの書式
  19.  テンプレートファイルは、通常、普通のテキストファイルで構いません。普通のテキストファイルであれば、テンプレートを開いた場合、そのファイルの内容が、メールの本文として使用されます。たたし、以下の規則に従えば、テンプレートのファイルの中で、メールの宛先や表題などを指定することができます。
  20.  
  21. ・ファイルをヘッダ部と本文に分け、ヘッダ部と本文は、空行で区切る。
  22. ・ヘッダ部の行頭に、Subject:、To:などのラベルとその内容を記す。
  23. ・使用できるヘッダラベルは、To:、Cc:、Bcc:、Subject:、From:、Siganture:です。From:は、送信アカウントの名前を、Signature:には、署名の名前を指定します。
  24.  
  25. 例)
  26. To: myfriend@school.edu
  27. Cc: 同期会
  28. Subject: 忘年会のお知らせ
  29. From: デフォルト
  30. Signature: 標準署名
  31.  
  32. こんにちは、幹事です。毎年恒例の忘年会を
  33. 今年も…
  34.  
  35.  
  36. テンプレートファイル
  37.  テンプレートファイルは、Templatesというフォルダに保存します。MUSASHIは、起動時に以下の順にTemplatesフォルダを検索し、最初に見つかったフォルダの中にあるファイルをテンプレートファイルとして扱います。
  38.  
  39.  :初期設定:MUSASHI 2:ユーザ名:
  40.  :初期設定:MUSASHI 2:
  41.  :MUSASHI-jp(***) Folder:
  42.  
  43.  
  44. 添付書類のエンコードについて
  45.  MUSASHIでは、添付書類のエンコード方式として、BinHex、MIME Base64、uuencodeの3種類を選択できます。また、MIME Base64では、さらに細かく3つの方法を選択できます。
  46.  
  47. ・BinHex
  48.  Macintoshの世界では、ほぼ標準のエンコード方式です。ファイルのデータフォークとリソースフォークをまとめてエンコードします。ただし、Macintosh以外のプラットフォームには、あまり互換性はありません。
  49.  
  50. ・MIME Base64(データフォークのみ)
  51.  ファイルのデータフォークだけをエンコードします。Macintosh以外のプラットフォームでは、ほとんどの場合、リソースフォークは再現できませんので、この方式で添付するのがいいでしょう。
  52.  
  53. ・MIME Base64(AppleDouble)
  54.  Macintoshのファイルのリソースフォークをうまく再現できる方式です。ファイルのデータフォークとリソースフォークを別々のパートとしてエンコードするので、Macintosh以外のプラットフォームでは、リソースフォークを無視し、Macintoshでは、リソースフォークをデコードします。いろいろなプラットフォームに同報する場合とかに有効です。
  55.  
  56. ・MIME Base64(AppleSingle)
  57.  AppleDoubleとは違い、ファイルのデータフォークとリソースフォークをまとめてエンコードする方式です。Macintosh以外のプラットフォームでは互換性がない場合があります。
  58.  
  59. ・uuencode
  60.  もともと、UNIXで標準のエンコード方式です。NetNewsなどでよく見かけます。ファイルのデータフォークだけをエンコードします。
  61.  
  62.  
  63. メールの送出コードについて
  64.  MUSASHIでは、メール送出時のコード変換として、6種類の方法をサポートしています。
  65.  
  66. ・日本語(JIS)
  67.  日本語でメールを送信する際の標準コードです。特別な理由がないかぎり、このJISコードで送出するべきです。
  68.  
  69. ・日本語(EUC)
  70.  UNIXの標準のEUCコードで送信します。ただし、8ビットコードを含みますので、インターネットでは、正常な送信は保証されません。また、半角カナは送信できません。
  71.  
  72. ・日本語(Shift-JIS)
  73.  MacintoshやWindowsで標準のShift-JISコードで送信します。ただし、8ビットコードを含みますので、インターネットでは、正常な送信は保証されません。また、半角カナは送信できません。
  74.  
  75. ・Quoted-Printable
  76.  通常、フランス語やドイツ語などの、8ビットコード文字をエンコードするのに用いられます。日本語のエンコードには適していません。
  77.  
  78. ・Base64
  79.  本文をMIME Base64エンコードして送信します。ほとんどの場合、使用することはありません。
  80.  
  81. ・無変換
  82.  コードを変換せずに、そのまま送信します。日本語の場合、Shift-JISコードで送信します。また、この場合、半角カナのチェックも行いません。
  83.  
  84.  
  85. カスタムリソース
  86.  MUSASHIでは、ウィンドウの上部のコマンドボタン、各メールボックスのアイコン、メール受信通知のサウンドを独自に設定することが可能です。
  87.  これらは、それぞれ、Buttons、MailBoxes、Soundsという名前で、リソースファイルとして、Resourcesというフォルダに保存しておきます。MUSASHIは、起動時に以下の順にResourcesフォルダを検索し、最初に見つかった場所にあるファイルを使用します。なお、3つのファイルは、必ず同じフォルダの中にある必要があります。
  88.  
  89.  :初期設定:MUSASHI 2:ユーザ名:
  90.  :初期設定:MUSASHI 2:
  91.  :MUSASHI-jp(***) Folder:
  92.  
  93. 1.ボタンアイコン
  94.  各アイコンは、'cicn'リソースとして、22ピクセル四方で作成します。リソースIDは、以下のとおりです。
  95. ・メインウィンドウ
  96.  左から、23101から23108まで。
  97. ・メールビューワ/仮想メールビューワ
  98.  左から、23110から23120まで。
  99. ・メールエディタ
  100.  左から、23122から23125まで。
  101. ・アドレス帳エディタ
  102.  左から、23128から23135まで。
  103. ・署名エディタ
  104.  左から、23136から23139まで。
  105.  
  106. 2.メールボックスアイコン
  107.  各アイコンは、'cicn'リソースとして、32ピクセル四方で作成します。リソースIDは、24101から、24164までの間で自由に定義できます。また、そのリソースIDに100を加えたもの、つまり、24201から、24264に、メールがある場合のアイコンを定義します。
  108.  
  109. 3.メール受信通知サウンド
  110.  'snd 'リソースとして、任意のリソースIDを使用できます。ただし、リソース名がユニークである必要があります。
  111.  
  112.  
  113. ショートカットコマンド・キーボード操作
  114.  MUSASHIでは、以下のショートカットコマンド、またはキーボードによる操作が可能です。
  115.  
  116. ・メニューショートカット
  117.  □-O        テキストファイルを開く
  118.  □-shift-O  テンプレートを開く
  119.  □-I        テキストファイルを挿入する
  120.  □-shift-I  テンプレートを挿入する
  121.  □-S        控として保存する
  122.  □-shift-S  テキストファイルとしてとして保存する
  123.  □-W        ウィンドウを閉じる
  124.  □-shift-P  印刷設定
  125.  □-P        印刷
  126.  □-Q        終了
  127.  
  128.  □-Z        アンドゥ・リドゥ
  129.  □-C        コピー
  130.  □-X        カット
  131.  □-V        ペースト
  132.  □-A        全て選択
  133.  □-shift-V  引用符を付けてペースト
  134.  
  135.  □-N        新規メール作成
  136.  □-M        デフォルトのアカウントからメール受信
  137.  □-R        返信
  138.  □-shift-R  関係者全員に返信
  139.  □-D        転送
  140.  □-shift-D  直接転送
  141.  □-F        条件検索
  142.  
  143.  □-T        ごみ箱を空に
  144.  
  145.  □-n  ウィンドウ切換(nは、一桁の数字)
  146.  
  147. ・メインウィンドウ
  148.  ・矢印キー      選択メールボックスの変更
  149.  ・Return/Enterキー メールビューワを開く
  150.  
  151. ・メールビューワ
  152.  ・□-delete      選択されているメールをごみ箱に移動
  153.  ・スペースキー     表示メールのスクロール
  154.  ・↑          前のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
  155.  ・↓          次のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
  156.  ・shift + ↑      前のメールを拡張選択(リスト領域)
  157.  ・shift + ↓      次のメールを拡張選択(リスト領域)
  158.  ・option + ↑      最初のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
  159.  ・option + ↓      最後のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
  160.  ・option + 移動ボタン  ポップアップメニューで移動先のメールボックスを指定
  161.  ・option + コピーボタン ポップアップメニューでコピー先のメールボックスを指定
  162.  
  163. ・メールエディタ
  164.  ・□-Return/Enter       編集中のメールを送信
  165.  
  166.  
  167. エディタ操作
  168.  MUSASHIのエディタは、以下のような拡張機能が使用できます(メールビューワのエディタは、読み出し専用で、編集はできません。
  169.  
  170.  ・shift + 矢印キー        テキストの拡張選択(*1)
  171.  ・option + 矢印キー        文頭、文末、行頭、行末へジャンプ(*1)
  172.  ・選択テキストをドラッグ     選択テキストの移動
  173.  ・選択テキストをoption + ドラッグ 選択テキストのコピー
  174.  
  175.   *1 shift + option + 矢印キーを組み合わせて使用することもできます。
  176.  
  177.  
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  180. musashi@sonosoft.com
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