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ユーザーズマニュアル(付録)
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1998-05-11
|
8KB
|
181 lines
MUSASHI-J
☆★☆ユーザーズマニュアル(付録)☆★☆
この書類は、ユーザーズマニュアルで説明されていない機能や、各機能の補足的な説明を記しています。
アドレス帳の書式
MUSASHIのアドレス帳では、アドレスのネストが可能です。つまり、アドレスの中に、他のグループやエントリの名前を既に指定することができるのです。
例)
A aaaa@domain.com (aaaa@domain.comを「A」という名前で定義)
B bbbb@domain.com (bbbb@domain.comを「B」という名前で定義)
AB A, B (AとBへの同報アドレスを「AB」という名前で定義)
※アドレスの名前とメールアドレスに同じ文字列を指定しないでください。無限ループになります。
テンプレートの書式
テンプレートファイルは、通常、普通のテキストファイルで構いません。普通のテキストファイルであれば、テンプレートを開いた場合、そのファイルの内容が、メールの本文として使用されます。たたし、以下の規則に従えば、テンプレートのファイルの中で、メールの宛先や表題などを指定することができます。
・ファイルをヘッダ部と本文に分け、ヘッダ部と本文は、空行で区切る。
・ヘッダ部の行頭に、Subject:、To:などのラベルとその内容を記す。
・使用できるヘッダラベルは、To:、Cc:、Bcc:、Subject:、From:、Siganture:です。From:は、送信アカウントの名前を、Signature:には、署名の名前を指定します。
例)
To: myfriend@school.edu
Cc: 同期会
Subject: 忘年会のお知らせ
From: デフォルト
Signature: 標準署名
こんにちは、幹事です。毎年恒例の忘年会を
今年も…
テンプレートファイル
テンプレートファイルは、Templatesというフォルダに保存します。MUSASHIは、起動時に以下の順にTemplatesフォルダを検索し、最初に見つかったフォルダの中にあるファイルをテンプレートファイルとして扱います。
:初期設定:MUSASHI 2:ユーザ名:
:初期設定:MUSASHI 2:
:MUSASHI-jp(***) Folder:
添付書類のエンコードについて
MUSASHIでは、添付書類のエンコード方式として、BinHex、MIME Base64、uuencodeの3種類を選択できます。また、MIME Base64では、さらに細かく3つの方法を選択できます。
・BinHex
Macintoshの世界では、ほぼ標準のエンコード方式です。ファイルのデータフォークとリソースフォークをまとめてエンコードします。ただし、Macintosh以外のプラットフォームには、あまり互換性はありません。
・MIME Base64(データフォークのみ)
ファイルのデータフォークだけをエンコードします。Macintosh以外のプラットフォームでは、ほとんどの場合、リソースフォークは再現できませんので、この方式で添付するのがいいでしょう。
・MIME Base64(AppleDouble)
Macintoshのファイルのリソースフォークをうまく再現できる方式です。ファイルのデータフォークとリソースフォークを別々のパートとしてエンコードするので、Macintosh以外のプラットフォームでは、リソースフォークを無視し、Macintoshでは、リソースフォークをデコードします。いろいろなプラットフォームに同報する場合とかに有効です。
・MIME Base64(AppleSingle)
AppleDoubleとは違い、ファイルのデータフォークとリソースフォークをまとめてエンコードする方式です。Macintosh以外のプラットフォームでは互換性がない場合があります。
・uuencode
もともと、UNIXで標準のエンコード方式です。NetNewsなどでよく見かけます。ファイルのデータフォークだけをエンコードします。
メールの送出コードについて
MUSASHIでは、メール送出時のコード変換として、6種類の方法をサポートしています。
・日本語(JIS)
日本語でメールを送信する際の標準コードです。特別な理由がないかぎり、このJISコードで送出するべきです。
・日本語(EUC)
UNIXの標準のEUCコードで送信します。ただし、8ビットコードを含みますので、インターネットでは、正常な送信は保証されません。また、半角カナは送信できません。
・日本語(Shift-JIS)
MacintoshやWindowsで標準のShift-JISコードで送信します。ただし、8ビットコードを含みますので、インターネットでは、正常な送信は保証されません。また、半角カナは送信できません。
・Quoted-Printable
通常、フランス語やドイツ語などの、8ビットコード文字をエンコードするのに用いられます。日本語のエンコードには適していません。
・Base64
本文をMIME Base64エンコードして送信します。ほとんどの場合、使用することはありません。
・無変換
コードを変換せずに、そのまま送信します。日本語の場合、Shift-JISコードで送信します。また、この場合、半角カナのチェックも行いません。
カスタムリソース
MUSASHIでは、ウィンドウの上部のコマンドボタン、各メールボックスのアイコン、メール受信通知のサウンドを独自に設定することが可能です。
これらは、それぞれ、Buttons、MailBoxes、Soundsという名前で、リソースファイルとして、Resourcesというフォルダに保存しておきます。MUSASHIは、起動時に以下の順にResourcesフォルダを検索し、最初に見つかった場所にあるファイルを使用します。なお、3つのファイルは、必ず同じフォルダの中にある必要があります。
:初期設定:MUSASHI 2:ユーザ名:
:初期設定:MUSASHI 2:
:MUSASHI-jp(***) Folder:
1.ボタンアイコン
各アイコンは、'cicn'リソースとして、22ピクセル四方で作成します。リソースIDは、以下のとおりです。
・メインウィンドウ
左から、23101から23108まで。
・メールビューワ/仮想メールビューワ
左から、23110から23120まで。
・メールエディタ
左から、23122から23125まで。
・アドレス帳エディタ
左から、23128から23135まで。
・署名エディタ
左から、23136から23139まで。
2.メールボックスアイコン
各アイコンは、'cicn'リソースとして、32ピクセル四方で作成します。リソースIDは、24101から、24164までの間で自由に定義できます。また、そのリソースIDに100を加えたもの、つまり、24201から、24264に、メールがある場合のアイコンを定義します。
3.メール受信通知サウンド
'snd 'リソースとして、任意のリソースIDを使用できます。ただし、リソース名がユニークである必要があります。
ショートカットコマンド・キーボード操作
MUSASHIでは、以下のショートカットコマンド、またはキーボードによる操作が可能です。
・メニューショートカット
□-O テキストファイルを開く
□-shift-O テンプレートを開く
□-I テキストファイルを挿入する
□-shift-I テンプレートを挿入する
□-S 控として保存する
□-shift-S テキストファイルとしてとして保存する
□-W ウィンドウを閉じる
□-shift-P 印刷設定
□-P 印刷
□-Q 終了
□-Z アンドゥ・リドゥ
□-C コピー
□-X カット
□-V ペースト
□-A 全て選択
□-shift-V 引用符を付けてペースト
□-N 新規メール作成
□-M デフォルトのアカウントからメール受信
□-R 返信
□-shift-R 関係者全員に返信
□-D 転送
□-shift-D 直接転送
□-F 条件検索
□-T ごみ箱を空に
□-n ウィンドウ切換(nは、一桁の数字)
・メインウィンドウ
・矢印キー 選択メールボックスの変更
・Return/Enterキー メールビューワを開く
・メールビューワ
・□-delete 選択されているメールをごみ箱に移動
・スペースキー 表示メールのスクロール
・↑ 前のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
・↓ 次のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
・shift + ↑ 前のメールを拡張選択(リスト領域)
・shift + ↓ 次のメールを拡張選択(リスト領域)
・option + ↑ 最初のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
・option + ↓ 最後のメールを選択、表示(フォーカスがリスト領域にあるとき)
・option + 移動ボタン ポップアップメニューで移動先のメールボックスを指定
・option + コピーボタン ポップアップメニューでコピー先のメールボックスを指定
・メールエディタ
・□-Return/Enter 編集中のメールを送信
エディタ操作
MUSASHIのエディタは、以下のような拡張機能が使用できます(メールビューワのエディタは、読み出し専用で、編集はできません。
・shift + 矢印キー テキストの拡張選択(*1)
・option + 矢印キー 文頭、文末、行頭、行末へジャンプ(*1)
・選択テキストをドラッグ 選択テキストの移動
・選択テキストをoption + ドラッグ 選択テキストのコピー
*1 shift + option + 矢印キーを組み合わせて使用することもできます。
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musashi@sonosoft.com